救急車の正しい使い方は意外と難しい

最近は、救急車が現場に到着する時間が少しずつですが伸びていると言われています。
救急車をタクシー代わりに使う人が増えてきているからです。
日本では、救急車を呼ぶのにお金はかかりません。
アメリカだと下手をすると数十万というお金がかかることもあるのですが、日本では無料です。
そのせいか、大した怪我でもないのにタクシー代わりに救急車を呼ぶ人がいます。
これは、もちろん正しい使い方ではありません。
一人で歩けたり、タクシーを呼べたりするなら、救急車を呼んではいけないわけです。
本当に救急車を必要としている人が、困ってしまうこともあるからです。
ただ、痛みがあまりないからといって、症状が軽いとは限りません。
この部分が非常に難しいです。
特に頭が痛いという場合は、もしかするとクモ膜下出血を起こしているかもしれません。
この場合は、自分で歩けたとしても救急車を呼ぶのがベストでしょう。
あまり痛くないから、他の人の迷惑になるからと言って我慢をしてしまうと、最悪命を失うことにもなりかねません。